夫の夕飯を実家でゲットしたので、調子に乗ってもう一本書いちゃうっ。
さて、和馬の記事を書くたびにいつも書きそびれている気がするんですが
和馬にとっての(私が思う)理想の里親像について、を、ちょっと書きたいのです。
前の記事で、和馬の里親になりたい!という人はなかなかいないだろう的なことを言いましたが
まあそれは事実なんですが、だからといって、誰でもいいから・・・!とは思っていません。
じゃあ、どんな人に和馬をもらってほしいか? というと・・・。
可哀想な子だから私が面倒見てあげるわ!!!
という人ではなく
がんばって私が普通の犬にしてあげるわ!!!
という人、です。
伝わりますかねぇ・・・?
散歩中に会う人とかに和馬の話をすると、「可哀想にね〜。」という反応が多いんですね。
和馬がこんなふうになったのはおそらく過去に何か、人を威嚇したり咬んだりすることで身を守らなきゃならなかった経験があるからで
その過去自体はたしかに可哀想なんです。
が、今和馬がいる環境はもう可哀想ではない。
それを「可哀想な犬」として受け入れて、「可哀想な犬」として扱っていくと
和馬は前に進めないんです。
ずーっと、「可哀想な犬」のまま。
幸せになるために犬生の再スタートを切ったのに、それはちょっと、それこそ可哀想だと思います。
和馬は大げさ王子なので、ちょっとしたことでパニくりますが
たとえばそんなとき
どうしたの!?何がこわかったの!? と共鳴してくれる人と
なーにをまた大げさな!なんもないよ〜ほれ行くよ〜! と笑い飛ばしてくれる人。
和馬が本当に幸せになるのに必要な飼い主はどちらか?
わたしは、後者かなと思います。
もっというと、笑い飛ばしつつも、今何でパニクったのかを見逃さず、てことは和馬のキャパは今これくらいね、と冷静に分析し、じわじわとそれを広げていってくれる人。
あんまりにも和馬のサインを無視して大丈夫大丈夫〜ってグイグイいっちゃうと
それはそれでまた逆効果なこともあるのでネ。
求めすぎ・・・?
な感はありますが、あくまでもこれは理想。
ぼんやりとでも、そんな方向へ気持ちがあればいいんです。
なんたって預かりの私がそんな優秀じゃない。 (。-∀-)
けど、和馬は今のところ良い方向へ変わってきてくれているので
多分人間がそんなに気負わなくても、時間をかければ勝手に普通の犬に戻っていける子なんだと思います。
なのでそんなに完璧じゃなくてもとりあえずまず、和馬を可愛いと思ってくれる人。
和馬を普通の犬として幸せにしちゃるぜ〜!!と、思ってくれる人。
そんな人に手を挙げてもらえたら嬉しいなと、思う次第でございます。
焦ってません。ここでのんびり待ってます。 byかずま
和馬だけでなく、どうしても、保護犬にまとわりつきやすい可哀想イメージ。
払拭するのは、なかなか難しい。
まあ、ちょっとやそっとのことじゃ動じないような安定犬なら
飼い主が自分を可哀想な子だと思っていようがいまいがたいした影響はないんですが
繊細だったりトラウマがあったり
普通に見て可哀想に見えやすい子ほど
可哀想に…という飼い主の負のエネルギーが
その犬へ更にマイナスの影響を与えてしまう可能性があるので
注意しなければなりません。
と、思います。← 言い切ると自信がなくなる。(笑)
どちらにしても
本人たちは自分が可哀想だなんて微塵も思わずに
ただ今その時を前向きに生きてるだけ、なんですけどねー。