福島シェルターへ行ってきた
- 2011.12.31 Saturday
- 13:12
福島旅行2日目。
うちの坊っちゃん達にはちょっとお昼寝しててもらって
被災動物のお世話をするボランティアに参加してきました。
犬80匹、猫20匹ちょいが保護されている、福島県動物救護本部の第2シェルターで
我々夫婦は、犬ボラに参加。
総勢100匹の動物を飼育管理する職員は3名。
そこに、日によってボランティアが加わるという体制らしいのですが
週末や、今日のような年末年始のまとまった休み以外はボランティアも少なく
ご自身も被災者であったりする職員さんたちは、少ない人数で小さな命を繋いでくださっています。
↑ 救援物資倉庫。物資はだいぶ集まっているそう。
そんな職員さんたちの尽力のおかげで
イヌネコたちの環境は、思っていたよりもだいぶ快適なもの。
まだまだ外飼いが当たり前の福島の子たちにとっては
実はもともとよりもいい生活しちゃってるんじゃないかなんて話もありますが
とはいえイヌはどんな環境だって飼い主のそばにいることがきっと一番だし
しっかり躾されていて、大事に飼われてたことが明らかに分かる子なんかを見ていると
ほんとはぬくぬくのお家で去年と同じようなお正月を迎えるはずだったのにねーと
切なくなってしまう瞬間も、何度もありました。
と、同時に、ある日突然家を失ってしまうのは
実は全国の保健所に収容され、ほんの数日で殺処分されてしまう子たちも同じなはずで・・・。
こんなに立派なシェルターを作れるノウハウがあるならば
国はどうにかしてこれを日本の“対 家を失った動物”の制度のひとつとして確立してくれたらいいのに、と・・・
ちっぽけなワタシは、“思う”ことしかできないんだけど。。。
そんなことを思いながら、ひらすら掃除&散歩&ケージ内で使う新聞裂きをし続けた5時間。
↑ 散歩は、このひろーい駐車場を2、3周。
たった5時間なので、役に立てるつもりなんてもともとなかったけど
今年、自分の住む国を襲った未曾有の大災害、「東日本大震災」を
マスコミからではなく、ほんの少しでも自分の肌で感じられたことは、貴重な体験だったと思います。
ひとまず今は、この子たちの幸せを心から願うばかり。
突然、地面が揺れて、突然、いるはずの家族がいなくなって
家族どころか人が誰もいなくなって、ご飯もお水もなくなった。
そんなわけのわからない、絶望的な世界からギリギリで助けられた、大切な大切な命たち。
再び家族と一緒に暮らせる日が、どうか一日もはやくやってきますように・・・。
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