忘れたくないこと

  • 2015.07.06 Monday
  • 16:56


よく降る雨ですねーーーーー。

こんな日は、ずっと書きたいと思っていたあれを、書いちゃおうかな…。

もう一ヶ月も経ってしまいましたが

私が初めて、茨城県動物指導センターへ行った日のこと、感じたことを、

ここに残しておきたいと思います。



保護活動にかかわるようになって、早いものでもう5年以上が経つわたし。

けれど、実際に殺処分が行われている愛護センターに足を運んだのは、実は今回が初めてでした。
(Wanピの取材で川崎には行ったのだけれど、川崎はここ数年犬の処分はゼロなのです。)

行くチャンスがないわけではなかったのに行かなかったのは、自らの意思。

わたし、ほんとダメなんです。

よくある動物系の泣ける映画とかなんてみちゃった日にゃー恐らく周りに気持ち悪がられるほど泣くし、

最近ではべつになんにも可哀想じゃなくても、

「きょうのわんこ」ですら特に化粧中には避けるというレベル。(目が潤むと、まつ毛上がらなくなるんだよね。゚∀゚;)

そんなんでよく保護活動やってられんなっつう話ですが、

これはもう何度も言ってきていること、

「レスキューされて私たちのもとへやってきた犬たちは可哀想じゃないから。」

続けてこれました。



そんなわたしが初めて、センターを訪れ、知ったこと、伝えたいと思ったこと…。



一つめは、やっぱり犬が、しかもかわいい犬が、処分されているんだという現実。


茨城ではまだまだ殺処分される犬がたくさんいる。

知識として、それは知っていました。

けれど、都会と違って環境的に野犬も多くいる茨城。

私はこころのどこかで、

処分対象になる犬は、人馴れには時間も力量も問われる、行政だけでは如何ともしがたい犬たちばかりであると、

思っていました。

いや、せめてそうであって欲しいと願っていました。


だけど残念ながら、わたしが目にした(明日処分予定の)最終部屋の光景は違いました。

触って!構って!と寄ってくる、うちにいる犬たちとなんら変わらない可愛い犬たちが、

思ったよりずっとたくさんいました。


助けるには相当な覚悟が必要というレベルではなく、

ちょっとの時間と場所とお金、あとは普通の愛情さえあれば助けられるはずの子たちですら明日にはもういない。

そして私たちも、みんなうちにおいで!と、その子たちを全部引き受けてあげることなんて到底できない。


自分の無力さを悔やみ、あとはとにかく、悲しい。

悲しくて悔しくてたまらない…。

そんな光景でした。



ところで、私がセンター訪問を躊躇していた理由に、

その場でアホみたいに泣いてしまうんじゃないかと心配していた、というのもひとつありました。

でも、泣きませんでした。

正確には、泣けませんでした、かな。

その理由が、今回もう一つ、多くの人にお伝えしたかったこと。


センター内の見学には職員さんが付き添い、色々と説明をしてくれます。

その説明をしてくださる様子は、

冷静で、しゃんとしていて、ともすれば「明るく」なんて言葉がしっくりくるような感じで、

日々殺処分の行われている現場に予想される雰囲気とは、少し違うものでした。

けれど同時に私には、努めてそうされているように思えました。


愛護センターで働く職員さんのほとんどは、獣医師です。

そしてセンターには処分対象とは別に継続的に飼育されている「ふれあい動物」がいたりするんですが

そのふれあい動物の成長を私たちに話してくれる職員さんの様子、

また、収容犬たちにおやつをあげたり、声を掛ける職員さんの様子は、

ごくごく普通の、「動物好き」そのもの。


そんな人たちが、

日常的に動物の命を奪わなければならない役目を、平気でこなしているわけないんですよね。

きっと、人それぞれ程度の差こそあれ、皆さんある程度感情を整理し、自分のなかで折り合いをつけて、

職務と向き合っているんだと思います。

なんて辛い仕事だろうと思いました。

私レベルの人間には到底務まらない…。


その人たちを前に、突然ふらっとやってきた私が、

そして明日には再びのんきな日常に戻ることができる私が簡単に涙を流すなんて、

とても出来ないと思いました。

だから、泣けなかった、んですね。



愛護センターというのは、悪者にされることが多い場所です。

動物愛護・福祉への温度差も地域によるところが多く、

ネットなどで、ひどい!と言われるセンター関連の情報を目にすることもあります。

その「ひどい」とされるような行為そのものを擁護する気は決してないけれど、

ただもしかしてもしかしたら、

極端な話、命を命と思わないくらい割り切らなければ自分が壊れてしまうくらい、

追い込まれてしまった人もいるのかもしれないなと、今回ちょっとだけ思いました。


センターだって、好きで殺処分してるわけじゃない。

むしろ一番それをやめたいと願っているのはたぶん、

いっちばん嫌な役目を背負わざるを得ない、あの職員さんたち自身なんじゃないかと思います。



ひさしぶりにながーくなっておりますが、以上が今回私が発信したかったこと。

近ごろは、処分数ゼロ達成とか、愛護センターが生かすための施設へと建て替えとか、嬉しいニュースも多く聞きます。

それは自体はとても嬉しいこと。


だけど、忘れないで欲しいのです。

まだまだ、まだまだ、救えていない命がたくさんあることを。


皆が皆、センターに行って、あの悲しい状況を目の当たりにすべき!とは思いません。

ただ、今日この瞬間も、あの場所で確かに生きている命があること、生きていた命があったこと。

そして出来れば目を背けたいその辛い現実と、日々対峙してくれている人たちがいること。

どうかそのことを、ひとりでも多くの人に、知っていて欲しい。

決して、なかったことにはしちゃいけない。

そんな思いで、今回これを記録に残しました。


ちなみに私、センターに行ってその状況を目の当たりにしたら、

自分の「楽しく・無理なく」な活動スタンスががらっと変わっちゃうんじゃないかとそれもちょっと心配してたんですが、

色々考えた結果、それは変わりませんでした。

やっぱり、続けられなきゃ意味がない。

伝えたいたくさんの人に、「見るのツラい!聞くのツラい!」ってシャットダウンされては意味がない。

だから、あの日会ったあの子達のことは決して忘れないで、

これからも自分のペースでやっていこうと思います。



といわけで、maki的センターレポート終わりっす!!

これからも、よろしくおねがいしますっ。(どんな結びだ…笑)




たぶん一生忘れない、あの日助けてあげられなかった子。ごめんね…。






★★★PEACE TAILS譲渡会情報★★★
◆7月25日(土)11:00〜16:00
場所:Farmer’s Market@国連大学前広場
主催:Do One Good Park
ぜひ!!遊びにきてくださいねー♪

HPも要ちぇけら。(´・ω・`)♪
BW-PTlogo-234.jpg
   


 
コメント
「次のボクサーは収容されているコにしよう」と思っていたので、2年前までは毎日毎日あちこちの収容犬情報を調べていました。
ある時、他県の愛護センターにボクサーがいたので、事情を話し、特別に会わせて頂いたことがありました。
獣医さんでもある職員さんはそのコをリードにつないで連れて来て下さった時、「つけ」とか「待て」とかコマンドを出して、上手くいったらめちゃくちゃ褒めて、普通の飼い主が愛犬に遊びながら楽しんで教えているかのように接していらっしゃいました。
まさに生死のハザマにいるこのコ達に、普通に愛情を持って関わっていること。
そして、たくさんの人間の嫌な部分を毎日見ているにも拘らず、感じさせないこと。
素直に職員さん方は凄いなと、すぐに折れそうなへなちょこ精神の私は思いました。
犬猫に対して責任を放棄した人々は、犬猫を愛している他人の心をえぐるようなこともしているのだと思います。
  • あいあい
  • 2015/07/07 12:09 PM
あいあいさま
まさにそうですね。
私が会った職員さんたちも同じような感じでした。
本当に心からすごいと思いました。
そして改めて、自分が捨てた動物を人に殺させるなんて、どう考えても間違ってるよなーーーと。
動物を捨てに来た人は、安楽死ではないんですよ!苦しむんですよ!と伝えても結局捨てるのだそうで、そんな人にはもうどうやっても伝わらないような気もしますが、、
それでもせめてその最期を見届けるくらいの責任は負ってもらうべきだと、私は思います。
そういえば桜嬢もあそこにいたんですよね。あらためて、生きて出て、あいあいさんのお家に行けてヨカッタ!(*´ω`*)
  • maki
  • 2015/07/07 8:31 PM
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